ダイレクトマーケティングの基礎知識

ダイレクトマーケティングにおける顧客情報の重要性

顧客とのかかわりが中心となるダイレクトマーケティングにおいて、顧客情報は何よりも大切なものです。IT技術の発達に伴って、情報を効率的に取得できるようになった今、その重要性はさらに増しています。

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ダイレクトマーケティングにおける顧客情報の重要性 「いまさらダイレクトマーケティングなんて……」と思っている方、それは大きな間違いかもしれません。確かに、ダイレクトマーケティングは古くからある手法の一つですが、近年のメディア発達によって再び注目が集まっています。今回は焦点を絞って、顧客情報の重要性を中心に解説していきます。

ダイレクトマーケティングには見込客と顧客情報が重要?

そもそも、ダイレクトマーケティングとは、提供する商品やサービスに興味を持った見込客に直接アプローチするマーケティング方法です。昔からある手法ですが、誰もが気軽にインターネットへアクセスできる時代になったことで、企業と顧客のコミュニケーションが容易になり、再び注目されるようになりました。

商品購入や問い合わせなどといった、レスポンスを受けるタイミングで顧客情報が得られているので、継続的なアプローチが可能です。結果的にリピーター獲得にも繋がるという、なんとも理にかなった手法といえます。

こういった性質から、ダイレクトマーケティングを行う上で、「顧客情報」はなくてはならない要素として扱われています。

サービスは顧客ありき

実は、受け手にとっては悩みの種でしかないスパムメールですら、購買に繋がる可能性があると言います。もちろん迷惑メールの一種であり、反応率は極めて低いですが、大量の連絡先情報をもとに送信することで、マーケティングの手法として成立してしまっているのです。

一方、ダイレクトマーケティングの手法を活用すれば、一定の反応率を確保できるのは間違いありません。しかし、そもそもサービス情報を送る相手がいなければ商品やサービスを売ることは不可能です。いかにダイレクトマーケティングが有効なマーケティング手法だとしても、顧客情報がない状態では全く意味を成さないのです。
このことからも、ダイレクトマーケティングにおける、顧客情報の重要性がよく分かります。

江戸の商人も顧客情報を重要視していた?

また、江戸時代の商人にちなんだこんな話もあります。

江戸は、「火災都市」と呼ばれるほど火事が多発したと伝えられていますが、江戸の商人が火事のときに必ず持って逃げたものがあるといいます。一体、何をそこまで大事に扱っていたのでしょうか?

その答えは、なんと「顧客台帳」。何を犠牲にしても、とにかく顧客情報だけは持って逃げていたといいます。江戸の商人も、新規顧客をつかむより、既存客にアプローチするほうが効率的だと分かっていたのでしょう。

顧客満足度を向上させてさらなる効率化を

さらにいえば、顧客情報の収集をどのような範囲で行うかも大切な要素です。顧客情報を集める際は、商材やサービスにマッチしたターゲット選定を行えば、さらなる効率化を図ることが可能。単純な広告活動だけでは、企業ブランドの認知を目的にしたマスマーケティングとそう大差がなくなり、ダイレクトマーケティングの意味が薄れてしまいます。 ターゲットを絞ることで、当然のようにレスポンスはよくなりますし、固定顧客の増加にも繋がる可能性があります。例えば、CRM(顧客関係管理)というシステムや取り組みを用いれば、顧客満足度が向上し、より適切なアプローチが見込めるようになるでしょう。 ダイレクトマーケティングは、ソーシャルメディアの発達により、再び脚光を浴びているマーケティング手法です。今後、さらに注目を集めることが予想されているため、今のうちに見込客と顧客情報の重要性や、より効率的なアプローチを行うための方法について、きちんと理解しておくとよいでしょう。

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